パートナーと2人で生活していくうちに、様々な場面に出会うことでしょう。
将来を考えて、2人で住むための家を借りたい・購入したい、そのためにローンを組みたいと思うかもしれません。お互いの生活を経済的に保障したいという希望も出てくるかもしれません。
また急病や事故、過労などでどちらかが入院してしまった場合を考えてみてください。
入院や手術に必要な同意書にサインをしたり、入院中の相手の給料を受け取りに行ったりする必要もあるでしょう。万が一自分になにかあった時のために、相手に何かを遺したい、と考えるかもしれません。
そうした際に手続きを容易にする諸権利が、婚姻をしている異性間のカップルには全て保証されます。しかし、同性間のカップルで婚姻をすることは、現在の日本の制度上では想定されていません。
婚姻制度を利用できない同性間で、2人の関係を保証するための選択肢の一つとして考えられるのが、「養子縁組」制度です。
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