海外のサイトでゲイ関連映画として紹介されていた本作品。日本では、公開されないものとふんでいたのですが、某レンタルビデオ店にて見つけ、早速借りてみました。のれんの向こう、ではないものの、エッチな映画コーナーに配置されていたので、ちょっとドキドキ(笑)。
内容は思ったよりもエロティックではなく、ミステリアスな内容と、刺激的なストーリー展開に意外にのめりこみます。
メインキャストの女性2人は同性愛者というわけではない(冒頭の会話でお互いにそうではないことを確認しあっています)のですが、“快楽とSEXは人生における強力な武器”と言い、ナタリーがその使い方をサンドリーヌに教える過程で、2人は関係を持ちます。
全編を通して、2人は体を武器にとある一流企業でのし上がる為のパートナーという設定なのですが、最終的にはそこには恋愛的な感情があったことが匂わされています。映画を見終わった後には、ヨーロッパ映画特有の終わり方に少し切ないような不思議な気持ちが残ります。
ナタリーがマイケル・ジャクソンに似ていることが鑑賞中かなり引っかかりました(笑)が、レズビアン要素を除いても十分に楽しめる映画でした。
(スタッフレビュー)
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