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性同一性障害の治療開始へ 札幌医大が倫理委で了承 |
2003年5月13日
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札幌医科大学(秋野豊明学長)は13日、今秋にも性同一性障害の診断・治療を開始する方針を固めた。性同一性障害をめぐっては、既に埼玉医大と岡山大が性転換手術を含む治療を始めており、同医大によると全国で3番目となる。
同日開かれた同医大の倫理委員会では、性同一性障害の治療班の設置と、倫理委の下部組織として治療を監視する性同一性障害判定治療専門部会(仮称)を設置する方針が了承された。
治療班と専門部会は、それぞれ独立のメンバーで、神経精神科、泌尿器科、婦人科、形成外科の数人の医師らから構成され、同医大は今夏をめどに人選などの手続きを進める。
同医大付属病院には既に性同一性障害の可能性が高い患者が数人訪れているという。治療班と専門部会の発足を待って、確定診断を行い、本格的な治療を始める方針。
(共同通信)
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