| 
 
 
 | 
         
          |  |   
          | 98/05/24s update 
               
                | 「子供欲しい?」 
 
 |   
                | いつもご愛読ありがとう!thomasです。さて皆さん、「子供は欲しいですか?」 先日友人とこの話題になったので、ちょっと書いてみようかなと思います。
 
 友人:ねーねー。子供って欲しい?
 
 とむ:うーん。昔は欲しくなかったケド、今はチャンスがあったら欲しいかな。
 
 友人:昔はって?
 
 とむ:だってさー、うるさいし、常識知らずだし、所かまわずはしゃぎ回るし、残酷なことを、ずけずけと言ってのけるし、汚すし、「やったらイカン」ってことをあえてヤルし・・・・・。
 
 友人:そりゃしょうがないよ。それが子供の特権だもん。で、なんで今は欲しいの?
 
 とむ:うーん、今すぐどうしてもってわけじゃないんだけど、いいかなーって感じ。
 
 友人:だから理由はよ!
 
 とむ:いや前にね、うちのおふくろが、自分のおふくろ(つまりボクのおばあちゃん)の話をしてくれたのね。
 その時はおばあちゃんはもう亡くなっていたんだけどさー。
 
 ボクのおばあちゃんの印象ってのは、、女性らしくて、粋で、それでいてサッパリしていて、センスが良くて「モダンな女性」って感じで、大好きだったんだ。
 
 友人:ふむふむ
 
 とむ:で、おふくろが「おかぁちゃんがね、おかぁちゃんがね、」って「こんなことを言ったんだ」とか「あんなことをやったんだ」とか、いろんな話をしてくれた時、死んじゃったおばあちゃんが「生きてる」って感じたんだ。
 ボクのおふくろに、おばあちゃんの生きざまがちゃんと受け継がれていて、それに刺激を受けているボクがいるってね。
 
 「私のおかぁちゃんはね、あんたのおばあちゃんっていう人はね」ってさ。
 
 おばあちゃんは、もうこの世にはいないのにさ。おばあちゃんの言葉とか軌跡が、リアルに、そこにあったんだよね。 (ちょっと涙目になる友人)
 
 なんかさー、自分って別に特別な才能があるわけでもないだろうし、世の中に影響を与えるような事ができるわけでもないだろうし、でも、生きているわけで、いろんな事を考えているわけでさ。
 何でもない毎日の繰り返しの中にも、歴史は築かれているような気がしてさ。
 そういうのを血のつながった人間に、自分が死んでこの世からいなくなっても、語り継がれていくのって、すごくいいなぁって思ったんだ。
 だから今は欲しいかなーって感じ。
 (はらはらと泣きだしてしまった友人)
 
 友人:そっかーそっかー。(涙)
 
 とむ:なっ泣かんでもいいがなぁ(超あわてるthomas)
 
 友人:だってーいい話なんだもん(びえーん)
 
 
 この時、喫茶店にいた他のお客さんの目に、「おっとぉ、痴話げんかかぁ」などと映っていないことを、心から願うthomasであった。
 (映ってない、映ってない(笑))
 |  |  | 
 |