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<性別適合手術>埼玉医科大が一時中止決定 担当教授定年で

2007年5月14日
心と体の性の不一致に悩む性同一性障害(GID)の患者に性別適合手術を行ってきた埼玉医科大(埼玉県毛呂山町、山内俊雄学長)が14日までに、「チーム医療の体制を整える必要がある」として同手術の一時中止を決めた。担当教授の定年が直接の理由で、10月までに予定していた患者約30人の手術はキャンセルされた。同大は「スタッフを補充するなどして、早く再開できるよう努力したい」と説明している。

同大は98年、正当な医療行為としては国内で初めて性別適合手術を実施、これまで約350例を手がけた。  同大によると、同手術を担当してきた形成外科教授の原科孝雄氏が3月末で定年を迎えた。原科氏は取材に「定年後は特任教授になり治療を続けるとの約束をほごにされ、大学を辞めることにした」と語った。4月まで手術を行い、その後に予定されていた患者には断りの手紙を出したという。GDI患者に対する同大の精神療法やホルモン療法は継続されるという。

山内学長は「原科先生とは定年後の待遇で意見の相違があった。患者さんに迷惑をかけ申し訳ない。手術は継続する方針。准教授を中心に早期再開に努めたい」と話している。

(毎日新聞)

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