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性同一性障害を抱えた“女子大生”描く社会派ドラマがDVD化 |
2007年2月21日
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日本テレビ系“ドラマコンプレックス”枠にて2006年10月10日に放送された『私が私であるために』DVDが2月21日、バップより発売される。
この作品は、心は女性だが身体は男性として生まれてきた、性同一性障害の問題を抱えた“女子大生”の辛く苦しい戦いを描いた社会派ドラマだ。
主人公のひかる役に挑んだのは、自らも同じ境遇を体験してきた相沢咲姫楽。当事者ならではの思いが伝わる迫真の演技を見せている。そんなひかるの両親を演じるのが橋爪功、竹下景子。ベテラン演技派らしい、リアリティあふれる演技は、さすがと言うしかない。
また、ひかると同じ障害をもち、ひかるを応援するミュージシャン、蓮見凛役で登場する中村中にも注目。2度程しか顔を合わせたことがないにもかかわらず、ひかるが性同一性障害だと言い当てた凛は、自分も同じだったと告白。「私たちは自分で決め自分で前に進むしかない」と、ひかるを勇気付ける。
本業の歌手では、秋に発売したシングル「友達の詩」がオリコン・シングルランキング9位を記録するなど、歌でも多くの人に勇気を与えている。
性同一性障害の問題に正面から取り組み、“私が私であるために”生きることの大切さを訴えた社会派ドラマ。あらゆる世代の人に観てほしい作品だ。
(オリコン)
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