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患者数など初の実態調査 性同一性障害で厚労省

2006年7月22日
厚生労働省は21日までに、生まれながらの肉体的な性に強い違和感を持ち別の性になることを望む性同一性障害の実態調査に乗り出した。同省として初の公式調査。患者保護など今後の対策に役立てるため、患者数、年齢分布や男女比など基礎的なデータ収集が必要と判断した。

現在、性同一性障害の患者は特例法で成人になれば、配偶者と子どもがいないなどの条件を満たせば、戸籍の性別を変更できるが、来年に見直されることになっている。患者からは性別変更の条件が厳しすぎるとの指摘があり、条件緩和を求める意見が出ている。

調査は、性同一性障害に関する委員会が設けられている日本精神神経学会に厚労省が依頼して実施、今夏にも終える。

(共同通信)

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