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米軍準機関紙:「同性愛」で特集記事
トラブルや除隊処分など掲載/神奈川

2007年5月10日
6日付の米軍準機関紙「星条旗」は「同性愛者の兵士」についての特集記事を、4ページ半という異例のページ数を割いて掲載した。米海軍横須賀基地所属の空母キティホーク元乗組員のほか、イラク戦争に派兵された同性愛者の証言を紹介。米軍幹部が「同性愛は不道徳」と述べるなど、当局が対応に苦慮していることもうかがわせた。

1面に同性愛者である女性のキティホーク元乗組員の写真を大きく載せた。元乗組員は、シャワー室に名指しの落書きや、ロッカーに同性愛のアダルトDVDを置かれる嫌がらせを受けたと証言。大きなトラブルになる前に除隊を申し出た。

特集は、部隊内の他の兵士の見方、同性愛者をめぐる過去のトラブルまでまとめた異例の分量となった。92年には、米海軍佐世保基地(長崎県)所属の男性兵士が同性愛者だとほのめかしたことで、同僚に殺害された事件にも触れた。

同紙によると、クリントン政権時の指針「聞かない、言わない」(93年)に従い、秘密を保っていれば問題ない。だが、同性愛者だと発覚すると、除隊を含む処分が下るという。

同性愛を理由に除隊処分を受けた米兵は01年の1273人をピークに、06年は612人まで減少した。同紙は「イラク戦争(03年開始)で兵士が必要なために除隊させない」との見方を紹介。同性愛の公表後にいったん除隊されたが、イラク戦争開始後に派兵された男性が取材に応じている。

同紙によると、公表しても問題がない軍隊は、英、仏、独、豪州、カナダなど。禁止国はロシア、アルゼンチン、ブラジルや中東諸国。

自衛隊には同性愛に関する規定はない。ある海上自衛隊幹部は「発覚すれば上官に報告されるだろうが、問題行動がなければ処分はないのでは」とし、「同性愛を理由とした処分は聞いたことがない」と話す。

(毎日新聞)

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