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マレーシアの裁判所、同性「夫婦」の結婚を無効に |
2007年9月5日
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マレーシアの裁判所が、約4年半前に結婚したカップルに対し、夫が「女性」だったことを理由に、婚姻関係を無効として別離するよう命じた。4日付のニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
それによると、同国中部マラッカのイスラム法廷は、Mohd Sufian Mohamad さん(40)とZaiton Azizさん(43)の結婚について、身体検査の結果、Sufian さんが「女性」であることが判明したために無効とした。
イスラム国家であるマレーシアでは同性愛は受け入れられておらず、イスラム教徒は性転換も禁じられている。2人は2002年12月にモスクの関係者の立ち会いで挙式したが、宗教当局はSufianさんの性別に疑いがあるとして結婚登録を拒否していた。
Zaitonさんが裁判所に提出した文書によると、これまで一度も「夫」の性器を見たり触れたりしたことはなく、初めから男性として見てきた上、一緒にいて心地よく、満足していたという。
同紙によると、2人には14日間の上訴期間が与えられた。
(ロイター) |
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