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夫は「女」 同性婚カップルに禁固3年 パキスタン |
2007年5月29日
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パキスタン東部ラホールの高等裁判所は28日、女性同士の同性婚カップルに、法廷で夫の性を偽ったとして偽証罪で禁固3年と罰金1万ルピー(約2万円)の支払いを命じた。パキスタンでは、同性愛がタブー視されており、カップルの裁判は論議を呼んでいる。
現地からの報道によると、夫のシュマイル・ラジさん(31)は、いとこのシャジナ・タリクさん(26)と昨年9月に結婚した。しかし、夫婦の親族から、ラジさんが女であるため、イスラム教に反するとして結婚の無効を訴える裁判を起こされた。夫婦は夫は男だと証言。タリクさんがおじの借金の代償に無理やり結婚させられそうになり、ラジさんはタリクさんを助けるため結婚したと主張して、高裁に保護を訴えたが、高裁が検査したところ、ラジさんが女であることが判明し、偽証容疑での逮捕となった。
ラジさんは16年前に子宮などを取り除く手術を受けたといい。現在はたくましいひげをたくわえている。裁判所は来月22日に、結婚の無効の訴えに関する審問を再開する。
(産経新聞)
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