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NY州最高裁、同性愛婚の是非を審理 |
2006年6月1日
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ニューヨーク州最高裁は31日、同性婚を認めない州法を違憲だとする同性愛者の権利保護団体の訴えに関する公聴会を開始した。
米国では2004年の大統領選挙以来、同性愛をめぐる議論が白熱しており、今回のように同性愛者の権利を求める訴訟が何件も起こされている。多くの同性愛者を代表するNGO、アメリカ自由人権協会(ACLU)の弁護士、ロベルタ・カプラン氏は「ニューヨークには子供のいる同性愛者カップルが4万6000組もいる。彼らは安定した家族を形成しているにもかかわらず、結婚という恩恵を受けられないでいる」と主張。
全米で同性愛婚が認められているのは、現在マサチューセッツ州のみ。バーモント州では同性愛者カップルは婚姻したカップルと同等の権利を認められているが、そうした関係は「シビル・ユニオン」と呼ばれている。
今回のニューヨークでの訴訟は、48組の同性愛者カップルが原告。施行されて97年になる州法には結婚は男女間で行うものという規定があるが、同性愛者らは、この州法は性差別を助長するもので違憲だと主張している。
(ロイター)
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