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韓国:同性愛に関する規制緩和へ |
2004年2月5日
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韓国は水曜、青少年に有害であり“社会的に容認不可な性行為”の項目から同性愛を
除外するつもりであることを発表した。公に発表される前は国民的論議の対象となって
いたこの政府の決定は、同性愛者に対する偏見から定められた規制を見直すよう政府に要求していた同性愛者の権利団体を勝利に導いたことになる。これまで、同性愛は集団セックス、近親相姦、獣姦、売春、サディズム
とならび、政府が“社会的に容認不可”と
定める性行為の項目にあげられていた。また、それらを含む書籍、映画、インターネットは青少年に有害として、配給・販売を規制してきた。
政府の青少年保護委員会は水曜、項目から同性愛を除外する意向を発表したが。同性愛者の権利擁護団体はこれまで、同性愛に対する偏見を促すとして、規制見直しを主張してきた。委員会はこの議題に関する公聴会の後、今年4月までに規制を見直す意向であることを述べた。韓国では同性愛は不法とはされておらずソウルにはいくつかのゲイ
バーが存在する。しかし、同性愛についての話題がタブー視されてきた韓国では、近年
まで同性愛権利運動は実質的には存在していなかった。しかし、1990年代になって数名の学生が同性愛者であることを公表したことから、小さいながら同性愛者団体がインターネットを通じてネットワークを作り始めた。
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