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オランダで世界史上初、同性愛者の「婚姻」認める

2000年12月12日
オランダ議会上院は12月19日、男女の結婚と全く同じ権利が与えられる同性愛者による結婚を認める法案を採択した。
法案は今年9月に下院でも圧倒的多数決で承認されており、来年4月にも発効される見通し。

オランダでは98年、同性カップルが地方自治体へパートナーとして登録するという形で、年金やその他の社会保障、遺産相続などの権利を認める法律ができ、これまでおよそ1万組が登録している。しかし、それらは男女のカップルの結婚とは区別されていた。

この法案可決により同性カップルは、通常の夫婦と同様の法的権利を完全に認められることになった。離婚についても男女のカップルと同様になり、裁判所の調停手続きが必要となる。

なお、カップルが海外から養子を引き取ることや、永住権を持たない外国人のカップルが、オランダで結婚することはできない。 養子を望む同性カップルには、最低3年間の同居が必要だが、これは男女の夫婦も同様。

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