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「同性愛は個性」 FMラジオ番組で発信 DJの北夙川さん/阪神 |
2003年3月10日
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「遊び心持ってアピール」
同性愛を個性とし認めてほしいと、ゲイの男性がパーソナリティーを務めるラジオ番組
「阿修羅チャンネル」が、神戸市にある地域FM局「FM MOOV KOBE」(76.1メガヘルツ)で始まった。
ジェンダー、マイノリティー、芸術などについて著名人と対談する文化的な内容で、関係者によると、こうしたレギュラー番組の放送は初めてという。
【佐々木雅彦】
パーソナリティーは北夙川不可止(きたしゅくがわふかし)さん(38)=ペンネーム。
同志社大の在学時にゲイであることを明らかにした。
古い街並みの研究家として雑誌や新聞に文章を書く一方、ゲイコミュニティーについての講師として、大学に招かれるなど活躍している。
昨年7月、同局の番組に出演した際、「同性愛者は他の被差別マイノリティーと違って
公然とばかにされる対象だが、遊び心を持って、その存在を世に知らしめたい」と番組
作りを思いついた。
知人らに協力を呼びかけたところ、「関西文学」編集長の河内厚郎さんや、同志社大
文学部の佐伯順子教授、国際日本文化研究センターの井上章一教授らが、ゲスト出演を約束してくれた。
北夙川さんは「マイノリティーが排除されず、個性として認められる世の中になるよう発信したい」と話している。
放送は毎週水曜日午後11時から55分間。インターネット(http://kuan.egoism.jp)でも聴ける。
4月からは大阪・梅田一帯が受信エリアの地域FM局「FM天人(あまんと)」(79.7メガヘルツ)でも放送を予定している。(毎日新聞)
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