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米カトリック同性愛者団体、新ローマ法王に失望 |
2005年4月20日
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米国のカトリック系同性愛者グループは19日、新ローマ法王にラツィンガー枢機卿が選出されたことを受けて、保守派の神学者である新法王ベネディクト16世がこうしたグループを認める可能性は今後もほぼ確実にないとして、失望感を表明した。
新法王は、法王庁教理省長官を務めていた1986年、ローマ法王庁(バチカン)として同性愛や同性婚を非難した。
この発表でバチカンは、同性愛者への対応に慈悲が必要としながらも、同性同士の性交渉を全面否定し、同性愛を障害と位置づけた。
ある同性愛者団体の代表は、新法王の選出後、「同性愛のカトリック教徒は、今回の選出で大変傷つくだろう。ラツィンガー枢機卿はヨハネ・パウロ2世の在任期間中、同性愛者の強い反発を招いていたからだ」と語った。
(ロイター)
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