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女性の方がたばこの被害に弱い ノルウェーの研究


ロンドン――

たばこを吸う女性と男性では、女性の方がぜんそくなど呼吸器系の病気にかかりやすい――こんな研究結果が15日、ノルウェーの医学誌で発表された。原因は明らかでないが、研究グループは肺の大きさが発病と関係しているのではないかと指摘している。

研究にあたったのはノルウェーの国立公衆衛生研究所のラガマー医師らのグループ。2年間をかけて約65000人の男女を対象に調査した。その結果、煙草を吸う女性は吸わない女性よりぜんそくや息切れなど呼吸器系の病気を患う危険性が50パーセント高いことが分かった。

これは男性より高い数値でラガマー医師は「女性の方が男性より煙草の害を受けやすいことを示している」と結論付けている。

原因については詳しくわからないとしながらも「一般的に、女性の肺の方が男性の肺より小さいため、同じ量を吸っても肺にかかる有害なガスの濃度は女性の肺の方が高いからではないか」と話している。 世界中で約1億5000万人が煙草による健康被害を受けているとされる。特に、途上国では煙草で健康を害する人がここ25年で50パーセント以上増加しているという。

(cnn-news)

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