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同性愛、脳の機能が決定?=視床下部の反応調査で
−スウェーデン研究者 |
2005年5月10日
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同性愛など人間の性的な傾向は、自律神経をつかさどる脳の機能に規定されている可能性があることをカロリンスカ大学(スウェーデン)の研究者らが突き止め、成果が9日付の全米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。
それによると、同大学の研究チームは、1グループ12人から成る「男性の同性愛者」「そうでない男性」「女性」という3つのグループに何種類かの物質のにおいをかがせ、脳の視床下部の反応を調べた。視床下部は人間の自律神経をコントロールする脳の中でも極めて重要な部分。
その結果、男性の汗などから抽出されたANDという物質をかがせると、女性と同性愛の男性は強い反応を示したが、通常の男性は反応しなかった。一方、女性から抽出されるESTという物質に対しては同性愛ではない男性しか反応しなかった。またほかの香料などに対してはどのグループも同じような反応を示した。
(時事通信)
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