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ベルギーで同性カップルの養子縁組が可能に? |
2005年5月12日
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ベルギーでは5月末に行われる国会投票の結果によっては、すぐにでもレズビアン・ゲイカップルに対し、養子縁組の権利を与えることになる。同性愛者活動家らにより長年争われてきたこの提案は、養子縁組制度に関して、同性愛カップルに異性愛カップルと同等の権利を与えるものである。現在ベルギーでは、結婚は法的に認められているが、養子をとることは禁止されている。
報道によると、政府は“多くの人にとって現実”であるこの問題に対処する準備はできている、とのこと。
活動家らは、養子をとる権利がないことは婚姻の法律に反しており、それによりベルギーは全世界で同性愛カップルの結婚を完璧に法律で認めている“国のうちのひとつ”にしかならない、と語る。
もう1つの同性間の結婚を法的に認める国はオランダであるが、今後数ヶ月の間にスペインとカナダが続いて認めるようになると予想されている。またヨーロッパの国々では、シビル・ユニオン制度を取り入れすすんでいるが、ほとんどの場合養子縁組制度は認められていない。
活動家らは、子供が同性愛カップルを両親に持つためになんらかのダメージを受けるのではないかという懸念を取り去る家族調査が増加してきていることを指摘する。
これらの家族調査の関係者は、“調査の結果はレズビアンの母親が子供の後見人になったり、子供を訪問したりすることを制限する正当性は少しもない”ことを示し、かつ“レズビアンやゲイが養子をとったり、里親になったりするのに適していないという考えを裏付けるものではない”、とした。
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