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性的マイノリティーへの理解訴え 宇治、大阪府議の女性が講演 |
2006年6月12日
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自らが同性愛者であることをカミングアウト(公言)した大阪府議、尾辻かな子さん(31)が7日、京都府宇治市槙島町の京都文教大で講演し、性的マイノリティーへの理解を訴えた。エイズの予防やPR活動を進める同大の学生団体「レッドリボンプロジェクト」が開いた。
尾辻さんは、18歳の時に自分が同性愛者かもしれないと気付き、悩み抜いた。23歳の時にイベントで同じ立場の人たちと知り合い、「わたしはわたしでいいんだ」と確信。隠すように生きる環境に疑問を抱くようになった。
そんな社会を変えたいと、政治家を志し、2003年4月に大阪府議選に立候補し初当選した。昨年8月には、東京のパレードで同性愛者であることをカミングアウトした。
講演では、性的マイノリティーの現状を自分の体験を踏まえて説明し、「無関心で何も言わないことは社会の矛盾にYESと言っていること。みんなの問題として受けとめて」と話していた。
(京都新聞) |
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