多様な性をテーマにした映画祭「第1回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル」が7月29日、青森市のアウガ5階で開かれる。同性愛やエイズを題材にした国内外の映画から5本を厳選して上映する。
主催は青森市のNPO推進青森会議スタッフの成田容子さんら有志6人でつくる実行委員会。成田さんは2004年にNPO活動を通じて米国に滞在。その際、同性愛者の生き方やゲイの映画祭に触れ、同性愛や人権について関心を持った。
関西で同性愛に関する映画祭を企画している知人から「東北でも映画祭を」との呼び掛けがあり、開催を計画した。
上映作は日本映画の「ヘテロ薬」「chocolate」「向日葵(ひまわり)」と、「マイ・ファースト・カミングアウト」(アイスランド)「Tying the knot」(米国)の5作品。
「ヘテロ薬」は東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の日本公募短編優秀作品。「マイ―」は、サンフランシスコ国際レズビアン&ゲイ映画祭で優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。10代の同性愛者9人を追い、自分の切実な気持ちを周囲に吐露していく姿が胸を打つ。
成田さんは「多くの人が同性愛について考える契機となるような作品を選んだ。毎年開催し、映画祭を大きく育てていきたい」と話している。
上映開始は午後1時。座席数は300席。5作品が鑑賞できる通し券で前売り2000円、当日2500円。連絡先は実行委事務局090(6459)5136。
(東北ニュース)
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