---当日の状況と流れ------
当日の早朝、スタッフは会場に集合。事情によりスタッフの人数が減ってしまい、少人数で準備を開始します。まずは会場内への荷物の運搬、そしてすぐに朝食をとりながら打ち合わせを行います。今日の天気、スタッフ、会場の様子に合わせて細かい打ち合わせを進め、それぞれが大体の様子をつかめたら、会場セッティングに入ります。
映画の上映をするので、机を動かしてスペースを作り、パソコン、プロジェクター、明かり等をセッティングし、またドリンクや氷の買出し、受付でお渡しするチケット等の確認をしていると、時間はあっという間に過ぎていきます。
いよいよ会場となり、本年度のL&G映画祭でも上映予定のBravissima!PRCM(ロングバージョン)を上映しながら、参加者の皆さんが席に着くのを待ちます。
予定時刻どおりイベントを開始。司会による挨拶、注意事項の説明に続き、主催による挨拶が終わると、早速参考作品を上映します。今回の映画「Hush!」は比較的長めの作品です。ゲイカップルの率直な声、親族の常識と偏見に満ちた声、子供が欲しいという女性の声など、いろいろな声(意見)がスクリーンから飛び出してきて、会場内からは笑い声が上がることもしばしばありました。最後は3人の未来を感じさせる形で上映が終わりました。
休憩をはさんで、第二部に入ります。この間に飲み物のおかわりをしたり、アンケート用の鉛筆を配ったりします。
今回は参加者数が前回よりも大分少なかったため、これまでできなかったことをしてみよう!と、急遽机を四角く並べ替え、みんなの顔を見てお話しすることになりました。前回ではマイクを持って皆さんの間を走り回っていたスタッフも、一緒に座ってお話をすることになりました。今回のテーマは「家族って何?」ということで、参加者の皆さんにとって興味深いテーマであったと思います。恋人と家族になりたい?子供を産みたい?育てたい?セクシュアリティを理解してくれる仲間たちと、ずっと年をとっていきたい…などなど、時間ぎりぎりまで、様々な意見が出ていました。
インターネットと携帯電話があるこの時代、同じセクシュアリティの人たちと出会うことは20年前と比べてもはるかに簡単になっています。その反面、知り合った人同士は仲間内での活動が主になって他からは見えなくなってしまったり、同じセクシュアリティの人がいるのはわかったけれど、今後どうやったら仲間たちの力になれるのかわからないという悩みは解消されていないなど、横の連帯はほとんどなく、世代間の情報伝達もスムーズにいっているとはいえない状況が浮き彫りになったようでした。
話が盛り上がる中終了の時間になりました。
第二部終了後は、今年もBravissima!が協賛している東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のチケットプレゼントを行いました。当選した4名の方、おめでとうございます!
最後に、主催者の挨拶を持ってイベントは終了となりました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
皆さんが今日のイベントをきっかけに考え始めた問題が、皆さんの中だけでしぼんでしまわないよう、これからもぜひ同じ悩みを抱えた仲間たちと話す機会があればでてきてくださいね。
アンケートには書ききれなかった、という感想・提案等はぜひメールでお寄せください。お待ちしています。 |